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みはらライフクリニックによる健康情報

機関誌 道標~みちしるべ~
道標~みちしるべ~

機関誌“道標(みちしるべ)”は、年2回程度の発刊を予定しています。
皆様が、心身ともに充実した人生を送れるよう、様々な情報をお届けします。
(画像をクリックすると、最新号のPDFが開きます。)

第6号 平成29年 5月発行(PDF)
第5号 平成28年 2月発行(PDF)
第4号 平成27年 5月発行(PDF)
第3号 平成26年 10月発行(PDF)
第2号 平成26年 4月発行(PDF)
第1号 平成25年 冬号(PDF)


第14回九州予防医学研究会学術大会
大会長講演 “予防医学は世直し一揆!”
“予防医学は世直し一揆!”

第14回九州予防医学研究会学術大会の講演内容です。
詳しくは右の画像をクリックしてください。
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週刊ポスト(11.27/12.4合併特大号)
医師が選んだ「胃カメラの名医」120人、に掲載されました。

週刊ポスト(11.27/12.4合併特大号) 医師が選んだ「胃カメラの名医」120人に掲載されました。
詳しくはこちらをクリックしてください。
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当院で発見されたがん症例

(2011年11月~2017年2月)

症例数 切除数 早期癌数
食道癌 2 1 1 ESD:1
胃癌 15 15 10 ESD:9 未分化型:6
大腸癌 29 28 14 ESD:16 1例は手術拒否
カルチノイド:1(ESD)
十二指腸癌 1 1
肝細胞癌 14 5
肝内胆管癌 1 1
胆嚢癌 2 2 1
総胆管癌 1 高齢のため非切除
肝門部胆管癌 2
膵臓癌 5 3
甲状腺癌 27 27
乳癌 9 9 6
腎細胞癌 1 1 1
膀胱癌 2 2 2 TUR:2
前立腺癌 8 1
皮膚癌 2 2
肺癌 1
その他 7 1 胃MALTリンパ腫:1 転移性肝癌:2 
白血病:1 悪性リンパ腫:2 
副腎悪性リンパ腫:1(切除)
合計 129 98/113(86.7)

※切除数:転移性肝癌、総胆管癌、前立腺癌、その他の悪性疾患(非切除例)、手術拒否例を除く。


“がん”で死ぬのはもったいない!
—日本における癌の現状と各癌についてー
“がん”で死ぬのはもったいない!—日本における癌の現状と各癌についてー”

胃癌、大腸癌、肝臓癌、肺癌、乳癌、子宮頸癌、前立腺癌について、現状と早期発見の重要性を解説しています。
日本がん予防協会のホームページにも同じ内容で記載しています。
詳しくは右の画像をクリックしてください。
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がんで死ぬのはもったいない!
−早期発見と予防が大切!—
リレー・フォー・ライフ2012「がんで死ぬのはもったいない!−早期発見と予防が大切!—」

リレー・フォー・ライフくまもと 2012の講演内容です。
詳しくは右の画像をクリックしてください。
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花粉症には漢方薬がよく効きます!

花粉症(アレルギー性鼻炎、結膜炎)には、漢方薬が副作用も少なく、よく効きます。


 鼻水には、小青竜湯
 鼻づまりには、葛根湯加川?辛夷
 後鼻漏には、荊芥連翹湯
 結膜炎には、柴胡清肝湯


それぞれの症状や体質に合わせて処方も変わります。
症状がひどい場合には、抗アレルギー剤との併用も有効です。
当院にご相談ください。

機能性胃腸症(ディスペプシア)
「異常なし」でも痛み、もたれ ストレス社会の国民病 生活習慣の見直し先決


機能性ディスペプシア(胃腸症)。
内視鏡などの検査を受けてもこれといった異常が見つからないのに、もたれや痛みなど上腹部の症状が慢性的に現れる病気だ。ストレスや不規則な生活が関与する現代病とも言える。

みはらライフケアクリニック(熊本市上南部)の三原修一院長は「重大な病気がないと保証されたようなもので、ひと安心です。つらい症状は、生活の改善や漢方薬などでかなり楽になります」と話す。

原因ははっきり分かっていないが、胃の貯留・かくはん・排出の機能異常、内臓知覚過敏などで起こる。ストレス病的な側面も。過敏性腸症候群、非びらん性胃食道逆流症とともに機能性消化管障害の一つ。

主な症状は
①食後の胃もたれ、むかつき、
②少し食べただけで食べられなくなる早期膨満感、
③みぞおち周辺の痛み、
④みぞおち周辺が焼ける感じ。



「これらの症状は、胃がんや胃・十二指腸潰瘍、胆石、膵炎などの病気でも現れます。
症状が数カ月以上続くようなら、内視鏡や超音波検査を受けましょう。 異常なしと聞いただけで症状が治まる方もおられます。 健康不安は大きなストレスになり、胃腸に症状が現れ、それがまたストレスになるという悪循環に陥りやすくなります」と同院長。

「異常なし」と診断されても症状が続く場合は、生活習慣を見直すことが先決だ。
胃に優しい生活を心掛けるには、暴飲暴食をしない、規則正しい時間に食事を取る、脂っこいもの、甘いもの、刺激物は控えめに、ゆっくりかんで腹八分に。 お酒は飲みすぎない、禁煙する、食後は一休みするなどの注意が必要。睡眠不足や過労を避け、ストレスは上手に解消したい


薬は対症療法で、症状に応じて処方される。
胃もたれや早期膨満感があれば消化管運動機能改善薬、痛みや胸焼けには胃酸分泌抑制薬(プロトンポンプ阻害薬、H2ブロッカーなど)、心理的要因が強いときは抗不安薬を使うこともある。また、機能性の病気には副作用が少なく体質を整える漢方薬を使うのも一手だ。

漢方薬は患者の体質によって処方を変える。「粘膜保護作用があり誰にでも使いやすいのは六君子湯。食欲がなく冷え気味の人には人参湯、胃が痛む人には安中散や半夏瀉心湯、ストレスが強い人には気の巡りを良くする四逆散などが向いています」と同院長。


ピロリ菌との関連はよく分かっていないが、機能性の患者にはピロリ菌に感染している人はむしろ少ないという。ただ、ピロリ菌に感染している機能性の患者に除菌を行うと症状が改善するケースもみられる。

「何となく胃腸の調子が悪いのは、今や国民病。胃腸はストレスの影響を受けやすく、現代人の生活は胃腸に負担をかけます。不安を抱えたまま市販薬をずるずる飲み続けると副作用も心配ですし、がんが潜んでいるかもしれません。まず検査を受けて診断をつけることが肝心です」と三原院長はアドバイスする。

機能性胃腸症と診断されたら

胃にやさしい生活を!

 *暴飲暴食をしない
 *規則正しい時間に食事をとる
 *脂っこいもの、甘いもの、刺激物は控えめに
 *ゆっくり噛んで腹八分目に
 *お酒は控えめ、禁煙を
 *食後はゆっくりする
 *睡眠不足、過労、運動不足は禁物
 *上手にストレス解消を

 (熊本日日新聞  平成23年12月29日朝刊)


ヘリコバクター・ピロリ
ヘリコバクター・ピロリ(ピロリ菌)について

近年、胃炎、胃・十二指腸潰瘍、胃がんの原因としてピロリ菌が注目されています。

ピロリ菌とは?

従来、胃の中は酸度が強く、細菌は住めないと考えられてきました。
ところが、1980年代に、胃の中に住み、胃壁を傷つける細菌が発見されヘリコバクター・ピロリと命名されました。
この細菌を発見した人は、ノーベル賞を受賞しました。

いつ、どこで感染するの?

日本人の約半数が、ピロリ菌に感染しています。
若い世代の感染率は低く、加齢とともに感染率が高くなり、50歳以上では70%くらいの人が感染しています。
免疫力が弱い5歳以下の幼少時に、経口的に感染するとされています。
下水道未整備など、衛生環境の良くない発展途上国で感染率が高いことから、 日本でも衛生環境の良くない時代に育った人に感染率が高いと考えられています。

ピロリ菌に感染したら、どうなるの?

ピロリ菌に感染すると、胃の粘膜を傷つけ胃炎が起こります。
そして時間をかけて、慢性的に炎症が持続し、胃の粘膜が薄くなる慢性萎縮性胃炎となります。

慢性萎縮性胃炎では、胃粘膜の防御機能が低下し、ストレス、塩分の多い食事、発がん物質(タバコなど)の攻撃を受けやすくなり、 胃・十二指腸潰瘍や胃がんが発生しやすい下地ができてしまいます。
しかし、潰瘍やがんを発症する人はピロリ菌感染者のごく一部ですから、過剰な心配は要りません。

そのほか、ピロリ菌と関係のある疾患として、マルトリンパ腫、過形成性ポリープ、特発性血小板減少性紫斑病、逆流性食道炎、鉄欠乏性貧血、慢性蕁麻疹などが上げられます。
ピロリ菌除菌によって、これらの疾患も良くなる例が多々見られます。

ピロリ菌の検査方法

ピロリ菌に感染しているかどうかは、いろいろな方法で調べることができます。当院では以下の方法で行っています。
1)抗体測定法:尿中または血液中のピロリ菌に対する抗体を調べる。
2)迅速ウレアーゼ法:ピロリ菌が分泌するウレアーゼの働きで作られるアンモニアの有無を調べる(内視鏡による組織採取が必要です)。
3)尿素呼気試験:呼気を採取して、ピロリ菌が分泌するウレアーゼの働きで作られる二酸化炭素の量を調べる。

ピロリ菌の存在はどの検査でも確認できますが、除菌療法後の判定は、最も精度の高い尿素呼気試験で行うのが主流です。

ピロリ菌の除菌療法について

ピロリ菌を退治すれば(除菌療法)、慢性萎縮性胃炎は改善し、潰瘍や胃がんの発生はかなり抑制されることがわかっています。

ピロリ菌の除菌療法は決まっており、 PPI(プロトンポンプインヒビター:胃酸抑制剤)、アモキシシリン(抗生剤)、クラリスロマイシン(抗生剤)の3剤併用で行います(一次除菌)。
除菌に失敗した場合は、クラリスロマイシンをメトロニダゾール(抗生剤)に替えて二次除菌を行います。
除菌成功率は、最近では低下傾向にあり、一次除菌で60~70%、二次除菌で90%以上です。
日赤熊本健康管理センターで1,600人以上に除菌療法を行いましたが、一次除菌成功率88%、二次除菌成功率98%です。

保険診療の適用となるのは、
①胃潰瘍、②十二指腸潰瘍、③胃マルトリンパ腫、④特発性血小板減少性紫斑病、⑤胃癌の内視鏡的治療後の再発予防、に加えて、 ⑥ヘリコバクター・ピロリ感染胃炎(平成25年2月22日追加)です。
胃・十二指腸潰瘍等がなくても、内視鏡検査とピロリ菌検査でヘリコバクター・ピロリ感染胃炎が確認できれば、除菌治療ができるようになりました。

ピロリ菌除菌後の注意点

ピロリ菌の除菌に成功すると、胃粘膜の炎症が改善して胃酸分泌が活発になります。
そのため、逆流性食道炎(むなやけ、みぞおちの痛みなど)、胃炎、十二指腸炎等が起こる事があります。

喫煙、飲酒、食事(刺激物、甘い物、油物等)、ストレスなどに注意するとともに、必要に応じて胃酸分泌抑制剤を内服すると改善します。
また、ピロリ菌除菌が成功すると胃・十二指腸潰瘍や胃癌は発生しにくくなりますが、全く発生しないわけではありません。
除菌成功後は必ず、年1回内視鏡検査を受けるようにしてください。

胃がんが発生しやすい人は?(ABC検診について)

ピロリ菌(HP)感染によって慢性萎縮性胃炎が進んでいきますが、どの程度胃炎が進行しているかを調べるのがペプシノゲン(PG)検査です。
胃酸(ペプシン)の前駆物質であるPGを計ることによって、胃がんのリスクがわかります。

ピロリ菌感染がなく、PG陰性の人(A群:HP-・PG-)は、胃がんはほとんど発生しません。
ピロリ菌に感染すると胃がん発生のリスクが高くなり、PG陰性(B群:HP+・PG-)よりPG陽性(C群:HP+・PG+)の方がリスクが高くなります。
さらに萎縮性胃炎が進んでくると、ピロリ菌が住めない状態となってしまい(D群:HP-・PG+)、最も胃がんが発生しやすくなります。
したがって、B、C、D群の人は定期的に(B群:2~3年に1回、C群・D群:年1回)内視鏡検査受けることが推奨されています。これを “ABC検診”と呼んでいます。

日常生活での注意点

緑茶、にんにく、ヨーグルト(LG21)などの食品にピロリ菌の増殖を抑える効果がありますが、ピロリ菌が消滅することはありません。
ピロリ菌を消すには前述の除菌療法しかありませんので、
これらの食品はあくまで健康補助食品として利用するのが良いでしょう。


当院でも、ピロリ菌の除菌療法(保険診療、自費診療)を行っていますので、御希望の方は、ご相談ください。



胃腸の調子大丈夫ですか?

年末年始にかけて、忘年会や新年会などの飲み会や外食の機会が増える人も多いのではないでしょうか。
食べ過ぎや飲み過ぎが続くと、胃腸に負担がかかり、機能が低下します。
今回の健康情報では、胃腸障害についてご紹介いたします。


胃のはたらきについて

胃は筋肉でできた袋で、食べたものを一時的に蓄え、小腸で栄養分を吸収しやすいよう柔らかく消化する働きをします。
ふくらんだり縮んだりする(蠕動運動)ことで、食べ物を胃液と混ぜ合わせ、さらに胃粘膜のひだですりつぶしながら液状にしていきます。そして、胃の内容物はゆっくりと十二指腸へと送られていきます。

※蠕動・・・ぜんどう



胃の働きが低下すると・・・

胃の働きが低下すると、以下のような症状が現れます。

■胃もたれ

胃の蠕動運動が低下して、食べ物を胃から十二指腸へ送る動きが弱くなると、食べ物が胃に長く留まり胃もたれが起こります。
加齢や運動不足により、内臓の筋力が低下することや、ストレスによって、胃の働きを調節している自律神経のバランスが乱れてしまうことが主な原因です。

しかし、慢性的な胃もたれは、胃の病気のサインかもしれません。
気になることがあれば、医療機関を受診しましょう。


予防・解消法

生活リズムの改善やストレスを少しでも軽減したりすることで、胃の働きを調節している自律神経が整い、胃の不調改善に繋がります。また、胃にやさしい食生活を心がけることが大切です。

・生活のリズムを整える

朝食を食べないなど食事が不規則であったり、運動不足や睡眠不足などの生活習慣の乱れを改善しましょう。


・食事について

ゆっくりよく噛んで食べ、腹八分目を守りましょう。また、早食いや食べ過ぎには気を付け脂肪分の多い食事は控えめにしましょう。


■胸やけ

食べ物が胃の中に入ると、食道と胃の境目にある筋肉(下部食道括約筋)が収縮し、胃の内容物が食道に逆流しない仕組みになっています。しかし胃の内容物や胃酸が食道に逆流し、食道の粘膜を刺激すると胸やけの症状が現れます。
胃酸が少し逆流することは誰にでもありますが、多くの場合異常を感じません。しかし、ストレスを受けている場合、食道が知覚過敏となり、胸やけを感じやすくなります。

胸やけの症状が現れる原因

・加齢や肥満
・前かがみの姿勢を長く続けたとき
・食べ過ぎや飲み過ぎ
・ストレス

予防・解消法
・生活について

普段から生活のリズムを整え、以下のことに気を付けましょう。

□ 背筋を伸ばして前かがみにならない
□ お酒やタバコは控える
□ 適度な運動をおこなう
□ 就寝中はお腹から頭にかけて高くする
□ ベルトや下着などでしめつけない
□ 重いものなどを持ち上げない


・食事について

ゆっくりよく噛んで食べ、腹八分目を守りましょう。また、早食いや食べ過ぎ・飲み過ぎには気を付けましょう。
脂肪分の多い食事や芋類・菓子類などの糖質の多い食品も下部食道括約筋を緩める要因となるので、控えめにしましょう。


胃腸の障害は、飲み過ぎや食べ過ぎによるものもありますが、生活習慣やストレスなどが原因となる場合もあります。胃腸障害を起こさないためにも、アルコールは程々に、また、ストレスなどを抱えている場合は、専門の機関に早めに相談するなどし、対策をとりましょう。


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